クラシックギターの名曲? 初級 No.006
コストの舟歌は、多くのクラシックギター曲集や教本に掲載されている曲で、難しい技巧がなくギターのよい音をだせるメロディなのでギター初心者でも音楽を奏でているという感覚を味わえるというか、弾いていて楽しい曲と言えるかもしれません。
Wikipediaによると舟歌(バルカローレ)は「おおむね6/8、9/8といった複合拍子をとり、低音部で比較的単純なリズムが繰り返されて波間をたゆたうような印象を与え、その上にメロディーが歌われる。」ものだそうです。
この曲は楽譜では、フレーズの終わりに休符があるけれども、人によっては違和感があるようで、休符を無視して弾く人も多いようです。
作曲者が楽譜に休符を書いているということは、意味があると思うのですが・・
作曲者のナポレオン・コストについて-Wikipediaより
フランスのギタリスト・作曲家。1805年6月28日 ~ 1883年2月17日
母親からギターの手ほどきを受け、1826年にパリに移る。パリではフェルナンド・ソルから指導をうけ、名声をあげる。しかし時代はギター音楽の衰退期であり、作曲の出版には苦労した。
1863年に、腕の故障によって演奏活動の停止を余儀なくされる。しかし作曲や、アシスタントを使った教授活動は続けた。
7弦ギターを愛好しており、現在一般的な6弦のクラシックギターでは原曲どおりに弾けない作品も多い。
●Barcarolle 舟歌 Napoleon Coste 一男青木
●Barcarolle Op.51 No.1 by Napoleon Coste performed by Nellyka
●Napoleon Coste – Barcarolle – Romantic guitar
こちらは現代のギターではなく、古楽器で弾いているようです。
右手のフォームも19世紀ころの絵にかいてあるような形をしています。