クラシックギターの名曲? 初級 No.008
このショーロ(Choro)は、ジョアン・ペルナンブコ(Joa~o Pernambuco)作曲のギター曲で、「鐘の響き」とか「鐘の音」・「鐘の歌」という題がついているようです。
明るいメロディーと軽快なリズムのノリの良い曲で、技巧的にはそんなに難しい所はないので人気があり、クラシックギター学習者が初級の終わりから中級にかけてのころによく取り組む曲です。
ギター弾きにとっては、ペルナンブコといえばショーロ(鐘の響き)というくらいよく知られた曲ですが、作曲者のジョアン・ペルナンブコの他の曲はあまり聴いたことがないので、調べてみました。
ジョアン(ジョン)・ペルナンブコは1883年生まれのブラジルのギタリストで、ショーロのパイオニアの一人だそうで、他にレボリソ、インテロガンド、ルアール・ド・セルタンというような曲が有名なようです。
こちらにペルナンブコのことが少し詳しく載っています
ショーロ(Choro、Chorinhoとも呼ばれる)とは、リズムではなく演奏スタイルのことのようです。
ワルツやポルカ、そしてマズルカやハバネラ、タンゴなどのヨーロッパからブラジルに流れてくる音楽と、アフリカから来るリズミカルな要素が混じりあってできた三部形式からなるブラジルのポピュラー音楽のスタイル(ジャンル)の一つで、後のサンバ、ボサノバにも影響をあたえています。
ショーロという名前は、ポルトガル語のchorar「泣く」という意味からついたと言われています。
●David Russell – Sons de Carrilho~es.
●Joao Pernambuco – Sons de Carrilhoes, performed by Tatyana Ryzhkova
下の動画はアコーディオンをメインにしたペルナンブコのショーロ(鐘の音)です。
SONS DE CARRILHO~ES – JOA~O PERNAMBUCO
●ペルナンブコ作品のあるデビッドラッセルのラテン・アメリカの音楽CD
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